「アカジョ」－Academic　Woman－
まだまだジェンダー・ギャップが大きいとされる日本。特に大学で教える女性研究者の割合が少ないことは問題になっています。
とはいえ、第一線で活躍している女性研究者は日本にも数多くいます。
アカデミアで頑張る女性研究者（アカジョ）の講義動画をピックアップしました。

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講義１：大島まり「血液の流れを探る」

バイオ・マイクロ流体工学が専門の大島まり教授の公開講座です。
ドラマ『ガリレオ』の科学監修なども務めた、リケジョが憧れる女性研究者です！
この講義では、血液と血管の仕組みや、複雑な血液の流れをコンピューターで再現する技術について解説しています。

私たちの体の中には血液が流れていて、体の隅々まで酸素や栄養を運んでくれます。その一方で、動脈硬化症などを通して心疾患や脳血管障害を引き起こしたりもします。このように重要な役割を果たす血液の流れを、最新のコンピュータ・シミュレーション技術を用いることにより、詳細かつダイナミックに探る研究が進んでいます。コンピュータ上に私たちの血液の流れを再現することにより見えてくるものは何なのか。そして今後はどのような応用が考えられるのか。不思議な血液の流れの世界について解説します。

資料として講義のスライドがあります。ご参照ください。

講義２：白波瀬佐和子「少子高齢化とお互いさま」

社会学者の白波瀬佐和子教授の公開講座です。
私たちが生きる超高齢社会とはどのような社会なのか？社会保障制度はどうあるべきなのか？社会調査をベースに、人口変動と人と人とのつながりについて考えます。

2010年、日本の総人口は128,057（千）人でした（2012年4月17日公表、総務省統計局）。そのうち、65歳以上人口が占める割合は23%と、4人に1人弱が高齢者で、2050年には、一人の現役世代（15～64歳）が一人の高齢者を支える肩車型の時代が予想されています。急速な少子高齢化を経験した日本にとって、だれも経験したことのない超高齢社会が待っています。そんな将来に私たちはどう向き合っていくのか。人口変動と人と人のつながりについて、考えてみたいと思います。

講義３：村松真理子「鴎外、漱石、三島も読んだダンヌンツィオ」

イタリア文学研究の村松真理子教授（当時は准教授）の公開講座です。
20世紀初頭に人気を博し、日本でも読まれた詩人・ダンヌンツィオの人生と作品を紹介します。

　国際的大流行作家だったダンヌンツィオの作品は、日本でも夏目漱石、森鴎外、生田長江、有島生馬、三島由紀夫など蒼々たる作家に読まれ、訳されました。本講座では、イタリアの飛行機草創期にも深く関わったダンヌンツィオの驚きの人生と作品を辿ります。

「鴎外、漱石、三島も読んだダンヌンツィオ」１

「鴎外、漱石、三島も読んだダンヌンツィオ」２

「鴎外、漱石、三島も読んだダンヌンツィオ」３

「鴎外、漱石、三島も読んだダンヌンツィオ」４

講義４：鷲谷いづみ「さとやまの恵みとヒトの持続可能なくらし」

生物多様性と「さとやま」の保全について研究している鷲谷いづみ教授の講義です。
日本人を取り巻く自然の豊かな恵みに目を向け、それを守り伝えていくためにできることを保全生態学の視点から考えます。

　縄文時代から里山と主に行き、植物の生態系を管理してきた日本人。世代を超えて知識を蓄え、生態系の持続可能性に配慮することができるのは人間だけがもつ特性です。自然の豊かな恵みを守り、伝えていくために、私たちは何ができるのでしょうか。

「さとやまの恵みとヒトの持続可能なくらし」１

「さとやまの恵みとヒトの持続可能なくらし」２

講義５：TecnoEdge 2015＆Girls Tech Fes「パネルディスカッション：リケジョってどんな感じ？」

TechnoEdgeは工学と社会をつなげる科学イベントです。本学工学部丁友会が主体となり、2014年度はロボット競技の実演、サイエンスミュージアム/サイエンスショーなどの企画、そして女子学生向けの情報科学イベントGirls Tech Fesのパネルディスカッションもひらかれました。
女子大学院生と若手女性教員が、研究の面白さやキャリアについてざっくばらんに語ります。

「リケジョってどんな感じ？」１

「リケジョってどんな感じ？」２

「リケジョってどんな感じ？」３

東大TV特集「アカジョ」